ビジネス系YouTube台本を作る時、どのように構成して、どう書いたらいいかわからない。そんな悩みをお持ちではないでしょうか。
伸びている動画にはポイントがあるっぽいんですよね。
そこで今回は、「マーケティング」の検索キーワードでトレンド入りしたこちらの動画を分析しながら、3つのポイントに分けて解説していきます。
マス向け(認知の拡大)を狙った動画を作る場合の
・見られる動画を作る3つのポイント
・「惹き」を作るコツ
・競合との差別化ポイント
YouTubeで集客を強化していきたい方は、ぜひ最後までご覧になって下さい!
ポイント別分析
視聴者がたどる動線として、サムネイル→タイトル→動画(冒頭3分が重要)があります。
この流れに沿ってポイント別に分析します。
また、今回紹介する動画は、マス向け(認知拡大)を狙った動画になっています。
商品購入を促すための動画を制作する際には通用しない部分もありますので、ご了承ください。
1、サムネイル
サムネイルでは2秒で興味を引くことができるインパクトが必要です。
このサムネイルを見て、すごく興味を惹かれませんでしたか?
「数学教師が売上3000万円?え、どういうこと?」という引き込みが非常にうまいです。その中でも人が抗えない欲求(GDT)を満たしていると、つい見てしまう行動を促進することができます。
GDTの法則
2、タイトル
タイトルでは、動画を通して得られる情報を明確にしておくことが大切です。
この動画では「マーケティングリサーチ」について解説していることがわかります。
売上の伸び悩み・売上減少に困っている事業者にとって、「ネットで売れない理由」が得られる期待感を高めています。
3、動画冒頭3分
YouTube視聴者は「動画冒頭3分で、視聴を続けるか否かを決める」というデータが出ています。シナリオに沿って分析を進めます。(シナリオはこちら)
3分間で伝えることは3つです。
1、サムネイル・タイトル回収ができる旨を伝える
2、挨拶・自己紹介
3、動画を見終わった後に得られる未来の提示をする
オープニング
1番最初に視聴者が惹かれた情報「サムネ回収」ができることを提示しています。
この動画を視聴し続ける理由を先に作ってあげることで、離脱率を防ぐことができています。
動画上の工夫ポイント
・実際の掲載サイトを背景に使うことで、イメージできる
・テロップ文字に「ギラつき」を持たせることで、GDTをくすぐっている
挨拶
挨拶、自己紹介は端的にまとめています。
「皆さんこんにちは!統計のお姉さん、サトマイです」
動画では冒頭の3分が鍵を握るため、その間にだらだらと自己紹介をしていては離脱してしまいます。
なので、「統計のお姉さん」というキャッチコピーを使った紹介の仕方をしています。これはアイドルも同じ戦略をとっています。
ももクロ:えくぼは恋の落とし穴!百田夏菜子
動画上の工夫ポイント
・背景に「動画で伝えることを記したホワイトボード」にする
視聴者に安心感(有益そうだから、このまま見続けても大丈夫そう)を与えています。
中田敦彦さんがこのパターンです
今回の動画のテーマ発表
タイトルにについて軽く触れます。
動画上の工夫ポイント
・テキストにして視聴者に伝わりやすくする
・効果音を入れる
議題を立てる
今回の議題提示は「上手くいかない会社の特徴」についてです。
キングコングの西野さんのツイートを引用して、これから議題ついての必要性を提示しています。また、引用後にサトマイさんの仕事内容を伝えることで、ご自身の権威性を上げる工夫がされています。
自己紹介の時に自身の仕事内容を伝えるよりも、このタイミングで伝えることで視聴者が「売り込み感」を感じない点が秀逸です。ここがスムーズに視聴を続けられるポイントです。
さらに、企業のマーケティング担当者だけでなく、フリーランスや副業の人も対象にした議題であることを伝え「自分ごと」にさせる工夫がされています。
伝える内容を3つに絞る
ここでは「コケる会社の悪手3選」と題し、ポイントを絞って解説していく旨を伝えています。
コケる会社の悪手3選
1、手売りで売れないモノをネットで売ろうとしている
2、テストマーケティングをしていない
3、広告費に投資しない販売チャンネルを広げない
この3つとも、売上に悩んでいる事業者なら絶対知りたい内容ですよね。
そして、まさか「エロ動画サイトで3000万円売り上げる」と書かれたサムネから、そんな情報が得られるとは思いませんよね。
これがマス向け(潜在層への認知拡大)するために必要な動画の流れです。
競合との比較
今回の動画を発信している、サトマイさんと同じように、マーケティングに関して発信している人と比較をしてみます。
投稿している動画の本数に対するチャンネル登録者数でみたときに、圧倒的にサトマイさんのフォロワーが多いことがわかります。
サトマイさんが人気になる理由
・マーケティング知識発信者は男性が多いため、女性というだけで差別化できる
・企画が面白い