こんにちは！cocoです
この記事では、
ほぼ同じサムネイルなのに、動画再生数が160万回も違う動画の明暗を分けたポイントについて独自解説していきます。
こんな悩みありませんか？
動画投稿始めたけど、思うように伸びない
台本をどうやって書いたらいいかわからない
YouTube分析してるけど、いまいちわからない
今回、伸びるYouTube台本の型を解説していきますが、この型を知らないまま競合のチャンネルをなんとなくマネ続けても、今後動画の再生回数は伸びず、貴重な時間を無駄にしてしまうことになります。
でも安心してください。
今日「伸びるYouTube台本の基礎テンプレート（PASTORフォーミュラ）」を知ることで、なぜ伸びているのか理解することができます。
このテンプレートは、セールスライティング発祥の地アメリカで昔から使われている手法です。有名なコピーライター、Ray Edwards（レイ・エドワーズ）さんもオススメしている、効果的な内容になっています。
また、台本の比較検証の中で、実際にどのくらいインパクトの違いがあるのか体現できると思います。
ぜひ最後まで読み進めて、PASTORフォーミュラで台本の基礎を身につけてください。
PASTORフォーミュラの型とは
伸びるYouTube台本の基礎テンプレート（PASTORフォーミュラ）についてお伝えします。
このテンプレートを使う部分は冒頭です。
| 順序 | 内容 | 概要 |
|---|---|---|
| 1 | 挨拶 | こんにちは、cocoです。など短い一文にまとめた挨拶をします |
| 2 | 動画概要 | 動画で伝える内容を一文で伝えます。 |
| 3 | P | ターゲットの抱える問題の提示、悩みを羅列する |
| 4 | A | 悩みの拡大、今のままではマズイ！と感じてもらう |
| 5 | S | 解決策を提示する ※ここで商品のセールスはNG |
| 6 | T | 自身の実体験・第三者の証明・研究データで根拠を示す |
| 7 | O | 具体的な提案を示す |
| 8 | R | レスポンス（行動）の呼びかけ |
P：Probrem（問題）
A：Amplify（問題の拡大）
S：Solution（解決策）
T：Trasnformation with testimony（変革と証明）
O：Offer（提案）
R：Response（行動促進）
実際に406万回再生された、イングリッシュおさるさんが使った台本がこちら
PASTORの順に台本を書いていることがわかります。
P：Probrem（問題）
Pはターゲットの抱える問題の提示、悩みを羅列する部分です。
皆さんが英語ができない理由は何だと思いますか？
英会話ができないからですか？
それともリスニングや発音ができないからですか？
今 このように考えてしまった方、残念ながらどれも違います。
今視聴者が抱えている問題や課題を軽く触れます。
「確かに、英会話もできないし、リスニングも発音も苦手…」
このように感じていることを思い出しているところで、残念ながらどれも違いますと言われたらどうでしょう。
「え、そうなの？違うの？」と動画の続きが気になって仕方がない感情になると思います。
少し焦ってもらうのが、ここでの目的になります。
A：Amplify（問題の拡大）
Aは悩みの拡大、今のままではマズイ！と感じてもらう部分です。
今日指導していくのは、英語学習を始めたばかりの人が一番最初に学ぶべき中学英語で、この中学英語は理解できないという問題を放置しておくと、英会話やリスニング、発音を鍛えても効果が全くない。
それどころか皆さんの貴重な学習時間を全て無駄にしてしまうことになります。
「P」の部分で少し驚いている状態で、「問題を放置しておくと〜〜貴重な学習時間を全て無駄にしてしまう」と言われたら焦り始めるのではないでしょうか。
中学英語を学ぶ人は中学生（テスト勉強か受験勉強中）、もしくは英検などを受ける前の状況です。
試験までの残り時間を意識して学習している人にとって「学習時間を全て無駄にしてしまう」のは死活問題です。
「今のままではまずい！ちゃんと動画見なきゃ！」と意識付けること、「自分ごととして捉えてもらう」ことがここでの目的になります。
S：Solution（解決策）
Sは解決策を提示する部分です。
でも安心してください。
今日の動画で 中学英語を9割以上完璧に理解することができます。
中にはこの動画をきっかけに短期間で英語が上達する人が出てくるかもしれません。
「A」の部分でさらに焦っている状態で「9割以上完璧に理解することができます」と言われたら、「最後まで動画を見て、今日で英語克服できるかも」と期待するのではないでしょうか。
解決策を提示してあげることで「安心して視聴を続けてもらう」ことがここでの目的になります。
解決策の提示として、商品購入を促すセールスをすることはNGです。
営業感を感じてしまうと、視聴者は一気に冷めてしまい離脱につながります。
T：Trasnformation with testimony（変革と証明）
Tは自身の実体験・第三者の証明・研究データで根拠を示す部分です。
僕も以前は大学1年に英語を学習した時は、中学英語すらわかりませんでした。
しかしそれは5年以上も前のことで今はもちろん全て理解し英語を第二言語として、完全に習得しています僕だけでなく指導してきたレッスン生も
・英検3級から3ヶ月で英検2級に合格
・10年以上の英語のブランクがあるにも関わらず英検3級から2ヶ月で英検2級に合格
・英検準2級から1 ヶ月半で英検2級に合格
・3ヶ月の学習英検初受験で英検2級に合格し、最近のもう3 ヶ月後には英検準1級に合格した主婦の方もいます
Sで安心した後にご自身の経験や、第三者の実績を伝えることで信頼感を寄せることができます。
もし視聴者が英検の試験勉強中であれば、他の人が数ヶ月で合格できたことを知り、学習への意欲が高まるのではないでしょうか。
「この人の話もっと聞きたい」そう思わせるのがここでの目的です。
O：Offer（提案）
Oは具体的な提案を示す部分です。
もしこの動画を見てるあなたが中学英語を理解して
・英語学習の良いスタートを切りたい
・英会話習得 や資格を習得して英語力を向上させ、周りから認められたい
と思っているのであれば 今回もかなり貴重な話をすることになります。
「具体的に視聴者が目指したい姿」を提示してあげることで、先ほどよりさらに学習意欲が高まります。
目指したい姿について触れる時は、ベネフィットで伝えましょう。
❌ 英検合格する
⭕️ 英検合格して、英語力向上させて周りから認められる（かっこいい自分の姿を想像させる）
R：Response（行動促進）
Rはレスポンス（行動）の呼びかけをする部分です。
今回は中学英語の授業1億人の英文法 を主に参考にさせていただきました。
ぜひ気になる方は手に取ってみてください。
それでは スタートします。
ここまでで1分55秒です
YouTube本編が始まるまでの所要時間は、基本的に3分に収めましょう。そうすることで、離脱を防ぎやすくなります。
※最近では、さらに短く1〜2分でまとめる傾向が強くなっています。
ほぼ同じサムネイル動画の事例検証
お待たせしました！
ほぼ同じサムネイルなのに、
動画再生数が160万回違う２つの台本を見比べていきましょう！
↓先ほどご紹介した、PASTORフォーミュラに則った台本
↓PASTORフォーミュラに則っていない台本
後者の方は元芸人さんなだけあって、「視聴者を楽しませよう！」という意図が台本から伝わります。しかし、中学英語を学びにきた視聴者は簡潔に情報を得たいため、しゃべりが逆効果になっていると考えられます。
両者の違い
PASTORフォーミュラの型
これまで解説してきた通り、PASTORフォーミュラの型で伝える方が視聴者の興味を維持することができます。
ただ「悩み解決しますよ〜」と伝えるだけでは離脱されてしまいます。第三者の実績で信頼性を出したり、悩みを細かく言語化してあげることで「自分ごと」に置き換えてもらうことが重要なのです。
１つずつの文章が簡潔
台本を見比べた時に、何を伝えたいのか「明確でわかり易い」のはおさるさんの方だったと思います。思いつきで話すのではなく、きちんと台本に起こすことによって「いらない表現を削除」することができます。
それぞれの文章をより簡潔に伝えるためのレパートリーを増やしましょう。
目次をつけた
わかり易い解説や興味をひく動画冒頭と同時に、再生回数が多くなった要因が「目次」を作った点だと分析できます。同じ人が何度も試聴しに来ることを想定した動線設計になっているからです。
離脱させない工夫が必要
タイトル
サムネイルでクリックされた後に見られる部分が、タイトルです。
今回比較した２つの動画のタイトルを見てみましょう。
あなたならどちらの動画を見たいと思いますか？
【最短最速】中学英語完全攻略【永久保存版】
最速50分で学べる中学英語授業 文法を解説/総復習/勉強法【高校受験対策無料授業】
私なら前者に惹かれました。
理由
・何が学べるかが明確
・全文読まなくても単語で理解できる
・「最短最速」「完全攻略」「永久保存版」のパワーワードに惹かれる
後者のタイトルは漢字が多すぎて、中国語のように見えてしまう。
日本語以外話せない人にとっては、一瞬で飛ばされてしまうタイトルになっています。。
もし改良するならば…
【50分で学べる！】中学英語（文法）総まとめ編【高校受験対策】
として、文法特化で50分でおさらいができる旨を伝えられそうです！
アイコン
おさるさんのアイコンはとても覚え易いです。1回動画見たことある認知度の人でも、次回おすすめ欄に露出された時に気付けるくらいのインパクトがあると良いです。
編集
編集で気を付けるポイントがたくさんあります。
・テロップ（文字のデザインで強調したい部分を伝える）
・BGM（サクサク進めたくなるアップテンポなものや、エモいものなど）
・効果音をつける（ドドンッ！やシャラーンなど）
・話すスピード感の調整
・画質
・説明を細くする図解挿入
など
動画で伝える内容によって適切な編集を行いましょう。
概要欄
概要欄では、先ほど説明した目次以外にもさまざまな工夫ができます。
・次に見てほしい動画のリンクを貼る
・LINE登録してより強固な関係を築く（プレゼントの内容記載）
・ハッシュタグの設定
以上、いかがだったでしょうか。
これらの工夫を施すことで、動画の再生数を上げていくことができます！
ぜひ１つ１つ対策を行い、質の高いコンテンツを作り込んでいきましょう！
